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サーモコアックスヒータ


高信頼度のヒータが、要求されています。
電熱線を用いて加熱する場合、さまざまな原因でヒータ線が断線することがあります。
高温接続部の断線
ヒータ品質の不均質に起因する断線
絶縁抵抗に起因するトラブル

ヒータが断線した場合、単にヒータを取り替えたり、補修すればよいというものではありません。その間のダウン・タイム、および費用を計算すると、大変な金額になります。そこで、最近はヒータ・トラブルの少ない高信頼度ヒータが要求されています。

 

高熱密度ヒータの要求が、増大しています。

真空容器、圧力容器中での加熱、および狭小部分の加熱など、高熱密度ヒータの要求が増加しつつあります。これら高密度、高信頼度なヒータとして、低温引出線付シース・ヒータ、すなわちサーモコアックス・ヒータZEZ、ZUZや、TET、TUT型(2ページ参照)などが、半導体、原子力、航空機関係や各種プラントで実用され、多くの実績があります。

 

低熱密度(200〜300W/m)以下で使用の場合

被加熱物に巻き付けたり、表面に押え金などで取り付けたり、比較的に低密度で使用する場合、コストの関係上、次の製品が最適です。
1Nc■■型、または2NcNc■■型のサーモコアックス・ヒータとCP端子が適しています。もちろん、ZEZ型ヒータの方がより最適です。

 

中熱密度(660〜800W/m)以下で使用の場合

被加熱物と熱接触がよく、ヒータの熱放散が良好な場合、(例えば、埋込法による取り付けの場合)、次の製品が最適です。
ZEZなどの低温引出線付サーモコアックス・ヒータを用いて、660〜800Wまでの熱密度で加熱できます。端子はCP型を使用します。

 

高熱密度(1,200W/m)以下で使用する場合

鉛錫合金や、アルミニウム、銀、銅などの溶隔金属中にZEZヒータを浸して加熱する場合や、ロッド・ヒータとして使用する場合などの熱伝導および熱放散のよい場合、高密度で使用することが可能です。端子は、CP型を使用します。

 

 


 

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